法話紹介

浄土真宗のお聖教

『御文章』「聖人一流章」

中西昌弘
本願寺派輔教・布教使

本願寺再興の原動力

私たちがもっとも身近に感じさせていただくお聖教は『正信偈和讃』と『御文章』ではないでしょうか。日常、勤行の後に「聖人一流の御勧化のおもむきは信心をもって本をせられ候ふ・・・・・・」
と拝読されると、一同が頭をたれてお聴聞させていただくのが浄土真宗の今日に至るまでの伝統となっています。

……<中略>……

真宗の正意をあきらかにする

若い頃から徹底的に親鸞聖人の書物をはじめとする真宗のお聖教を読み破られたきびしい勉強を通して『御文章』は浄土真宗のみ教えが誰にでも正確につたわるようにとのお心配りから手紙文で極めて平易にわかりやすく、そしてくり返しくり返し要点を強調して説かれています。しかも時には俗語や俗諺をまじえながら、あくまでもやさしく行き届いた親切なご教化ぶりで書かれていますが。大切なところでは妥協を許さぬきびしさがうかがえます。

……<中略>……

『御文章』は徹底して「信心正因・称名報恩」という浄土真宗のご法義で貫かれています。

【No.667〈1997年 春の号〉※No.661〈1995年 秋の号〉より連載、全9回】

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