趣意書

行信仏教文化研究所は、行信教校を巣立たれた専精舎員をはじめ、当研究所の趣旨にご賛同いただいた方々と共に、学術的な研究と交流を持ちたいと願って設立されたものであります。

行信教校は、もともと専精院鮮妙和上の学徳を慕って集まってきた人々が、念仏のなかで浄土真宗の教学を学ぶ私塾として発足し、発展してきました。その伝統は今もつづき、人格的なふれあいを中心に、念仏の薫る教育と研究を行っていますが、同時にまた、いま浄土真宗が直面しているさまざまな問題を見すえ、現在及び将来の浄土真宗像を探ろうと志してもいます。

混沌として見極めのつかない人類の将来に、親鸞聖人のみ教えが、どのような光を与えてくださるのかを、はっきりと受けとめるには、真宗学のみでなく、広い分野の研究者の方々と手をたづさえて、学際的な研究を進めていく必要があります。

「行信仏教文化研究所」は、この浄土真宗を中心とした学際的な研究をめざして結成したものであります。多くの方々のご参加とご協力を念じております。

平成4年10月22日
行信仏教文化研究所